「男は一端家の外に出ると7人の敵が待ち構えていると思え」
これは現代社会がいかに生き難い、ストレスに満ちた社会であるかということを端的に示した言葉として、ワリと古くから使われてきた言葉である。
当然、俺も男子であるから7人の敵くらいは、いる。
1.危機管理S川
近所の書店店員。
俺が来店すると常に遠くから監視。書店の隅の目の届かないコーナーには先回り。半分、俺専門の万引きGメン化している男。
俺が一切怪しいそぶりをしていない所を考えると、この男「万引き防止」を名目にサボっているのに違いない。
2.国際派I野
フィリピンパブ、韓国エステをヘビーローテーションする金持ちのボンボンでクセ毛。
江戸時代から続く(らしい)店の何代目か。でもクセ毛。
キメ台詞は「下半身で国際交流」。
「いや、これからはどんどん外国人の労働者が入ってくるからね、商工会としては応援の意味も込めて、お金を使ってあげなきゃ」と一見もっともらしいことを言いつつ、手は常にフィリピーナのフトモモに。
最近、建物の老朽化が原因で店舗が取り壊されることが決定。彼を知る者たちは毎晩祝い酒だ。
3.ハウンドドッグ・ポン太郎
近所の飼い犬。名前はポン太郎(またはポン太)。
俺の通り道を驚くべき執念で丹念に調べ上げ、トラップ(糞)を仕掛けて俺がタバコを買いに行くのを妨害する憎き敵。
目が合う度にガンくれ合戦になる。
4.イニシャルT
赤い派手な車を乗り回す男。
近所の大学生と交友があるらしく、週末になるとたまに路上駐車している。
リアに大きく「頭文字T」とカッティングシート。仮に「田中」と呼称。
邪魔で駐車場に車を入れられなかったため、クラクション鳴らして車をどけてもらった。しかし、その際に俺の死を心の中で念じていた疑い有り。
翌朝、誰かに車を10円パンチされていたらしい。
5.スナイパー姑
深夜にゴミを捨てに行くと、近所のアパート(通称『キャッスル負け犬荘2』)の2階の窓から「ちょっとあんた、今何時?」と言葉の弾丸でスナイプしてくるおばはん。職業、狙撃手。
部屋の明かりを消して気配を殺したうえで監視活動を行うやり手である。
猫を追い払うのが趣味。
6.フリーターO野
ロー〇ンバイト店員。
俺が弁当を買うとわざと割り箸を入れないまま、そ知らぬ顔で俺に手渡すという精神攻撃を得意とした策士。
お前が割り箸を使う人間全てを憎むにわかエコロジストだということは、とうに承知している。
7.202号室のH美
大学生の女性。
最近俺が「203号室の子、かわいいなあ」と思っていることを敏感に察知して嫉妬しているらしい。
証拠にアパートの外でバッタリ出会っても俺に会釈をしないようになった。それどころか、正確に心臓を射抜く視線を送ってくる。
これは現代社会がいかに生き難い、ストレスに満ちた社会であるかということを端的に示した言葉として、ワリと古くから使われてきた言葉である。
当然、俺も男子であるから7人の敵くらいは、いる。
1.危機管理S川
近所の書店店員。
俺が来店すると常に遠くから監視。書店の隅の目の届かないコーナーには先回り。半分、俺専門の万引きGメン化している男。
俺が一切怪しいそぶりをしていない所を考えると、この男「万引き防止」を名目にサボっているのに違いない。
2.国際派I野
フィリピンパブ、韓国エステをヘビーローテーションする金持ちのボンボンでクセ毛。
江戸時代から続く(らしい)店の何代目か。でもクセ毛。
キメ台詞は「下半身で国際交流」。
「いや、これからはどんどん外国人の労働者が入ってくるからね、商工会としては応援の意味も込めて、お金を使ってあげなきゃ」と一見もっともらしいことを言いつつ、手は常にフィリピーナのフトモモに。
最近、建物の老朽化が原因で店舗が取り壊されることが決定。彼を知る者たちは毎晩祝い酒だ。
3.ハウンドドッグ・ポン太郎
近所の飼い犬。名前はポン太郎(またはポン太)。
俺の通り道を驚くべき執念で丹念に調べ上げ、トラップ(糞)を仕掛けて俺がタバコを買いに行くのを妨害する憎き敵。
目が合う度にガンくれ合戦になる。
4.イニシャルT
赤い派手な車を乗り回す男。
近所の大学生と交友があるらしく、週末になるとたまに路上駐車している。
リアに大きく「頭文字T」とカッティングシート。仮に「田中」と呼称。
邪魔で駐車場に車を入れられなかったため、クラクション鳴らして車をどけてもらった。しかし、その際に俺の死を心の中で念じていた疑い有り。
翌朝、誰かに車を10円パンチされていたらしい。
5.スナイパー姑
深夜にゴミを捨てに行くと、近所のアパート(通称『キャッスル負け犬荘2』)の2階の窓から「ちょっとあんた、今何時?」と言葉の弾丸でスナイプしてくるおばはん。職業、狙撃手。
部屋の明かりを消して気配を殺したうえで監視活動を行うやり手である。
猫を追い払うのが趣味。
6.フリーターO野
ロー〇ンバイト店員。
俺が弁当を買うとわざと割り箸を入れないまま、そ知らぬ顔で俺に手渡すという精神攻撃を得意とした策士。
お前が割り箸を使う人間全てを憎むにわかエコロジストだということは、とうに承知している。
7.202号室のH美
大学生の女性。
最近俺が「203号室の子、かわいいなあ」と思っていることを敏感に察知して嫉妬しているらしい。
証拠にアパートの外でバッタリ出会っても俺に会釈をしないようになった。それどころか、正確に心臓を射抜く視線を送ってくる。





