小学生の頃、クラスの男子と女子が全面的に対立している時があった。
休み時間に反対陣営に捕まった者は「ホリョ」になり、裁判もなしに「ゴーモン」を受けるという、国際法ブッチ切りのドロ沼な対立状態はおよそ1ヶ月にも及んだ。
そんなある日、ある女の子が我が男子陣営(俺の所属する東方面部隊参謀本部)に「ホリョ」として連行されてきた。
俺の隣の席の女の子。
この抗争が激化する最中、彼女は俺に優しくしてくれた。教科書を忘れた際には何も言わずに見せてくれたし、給食の牛乳だって譲ってくれた。
「俺はこの子に恩がある。」
俺はその「ホリョ」をなんとか「ゴーモン」から救ってやりたくなり、策を巡らせた。
友「なあ、このホリョ、どういうゴーモンにかけようか?」
俺「そうだ。ローマ皇帝ヘリオガバルスの故事にちなんで、車輪にくくりつけて水中でグルグル回して楽しもうじゃないか。」
友「・・・いや、さすがにそれはまずいだろ。」
俺「じゃあ、呂太后に倣って、両手両足を切断した上に目もくり抜いて汲み取り式便所に放り込むというのはどうだろう?」
友「余計にまずいだろ!」
俺「それなら、ジル・ド・レが美少年に対して行った…。」
友「もういいよ!あっちで遊ぼうぜ!」
かくして俺の策は成り、その女子は九死に一生を得たという次第。
しかし、その女子は良かったねと爽やかな笑顔を向けた俺を、まるで汚物を見るかのように睨みつけて、無言で走り去った。
以後、その子は恩人たる俺を卒業に至るまで無視しつづけ、ついに言葉を交わす機会を設けることはなかった。
結果、俺は男の友人も失ったという。
休み時間に反対陣営に捕まった者は「ホリョ」になり、裁判もなしに「ゴーモン」を受けるという、国際法ブッチ切りのドロ沼な対立状態はおよそ1ヶ月にも及んだ。
そんなある日、ある女の子が我が男子陣営(俺の所属する東方面部隊参謀本部)に「ホリョ」として連行されてきた。
俺の隣の席の女の子。
この抗争が激化する最中、彼女は俺に優しくしてくれた。教科書を忘れた際には何も言わずに見せてくれたし、給食の牛乳だって譲ってくれた。
「俺はこの子に恩がある。」
俺はその「ホリョ」をなんとか「ゴーモン」から救ってやりたくなり、策を巡らせた。
友「なあ、このホリョ、どういうゴーモンにかけようか?」
俺「そうだ。ローマ皇帝ヘリオガバルスの故事にちなんで、車輪にくくりつけて水中でグルグル回して楽しもうじゃないか。」
友「・・・いや、さすがにそれはまずいだろ。」
俺「じゃあ、呂太后に倣って、両手両足を切断した上に目もくり抜いて汲み取り式便所に放り込むというのはどうだろう?」
友「余計にまずいだろ!」
俺「それなら、ジル・ド・レが美少年に対して行った…。」
友「もういいよ!あっちで遊ぼうぜ!」
かくして俺の策は成り、その女子は九死に一生を得たという次第。
しかし、その女子は良かったねと爽やかな笑顔を向けた俺を、まるで汚物を見るかのように睨みつけて、無言で走り去った。
以後、その子は恩人たる俺を卒業に至るまで無視しつづけ、ついに言葉を交わす機会を設けることはなかった。
結果、俺は男の友人も失ったという。
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