鬼畜house
不道徳なお笑いテキストサイト
よろしく負けドッグ!
陸の孤島S町に住む伊藤Aは鬼畜の後輩だ。
後輩とは言っても3浪して大学に入ったので鬼畜よりも年上なのだが。

彼は自称「全身走り屋」なので、「マシン」(TOYOTA VITZ どちらかと言うとマイルドな印象の車)のカスタマイズは欠かせない。
ただ、なぜかドレスアップやペイント、カッティングシートなどの「マシン」の走力とは関わりのないところばかりカスタムしているのは、走り屋でない鬼畜には理解できない。おそらく、未開の部族の宗教儀式の際などにシャーマンが体に模様を描いたり羽で飾ったりするのと同じく、早く走るための走り屋特有のまじないの一種なのだろう。
ちなみに、走り屋なので「車」「自家用車」などの単語では呼ばない。飽くまで「マシン」と呼ぶ。

彼は(一流のスピードキングたちの多くがそうであるように)群れるのを嫌う。
「あいつらは走るのが好きなんじゃなくて、集まって大騒ぎしたいだけなんだ。」
そう語る彼が金曜の夜のM山定期集会に欠かさず参加しているのも鬼畜は理解に苦しむ。もしかして彼の意思とは別のところで参加が決定されているのではないだろうか。そう思わずにはいられない瞬間がある。
また、その集会にあまりに人が集まりすぎるため集会の間は走り屋の誰もが時速30キロ程度で安全に走行しているのも、走り屋にしか理解できないルールのようなものなのだろう。
なかなか、決まり事の多い世界だ。

先月、勤めていた飲み屋を退職してしまったので現在彼は息子を保育園へ送迎するのを本職だと言い張っている。
うん、がんばれよ。



イトマン、約束通りネタにしたぜ。
人生とか考えた。あんまり辛くて。
髪が伸びてきたので、髪を切りに行こうと思った瞬間友人がバリカンを持っていたことを思い出す。
そこそこの実力はあるらしく、何人か他の友人がタダで髪を切ってもらったと言っていたのも聞いたことがある。

そうだ、あいつに切ってもらおう。
浮いたお金の一部で学生御用達の「安くてボリュームがあって味はまあ、金額に見合った微妙さ」ということで有名な『だ○食堂』で汚い定食でもおごってやればあいつも喜ぶか。
と、早速アポを取って会いに(さっぱりしに)行く。

アーティスト気取りの素人という奴は、どうしてあんなにも自分の腕前を見せびらかしたがるのか。二つ返事でOKをくれた。
「まかせてくださいよお。」
前向きなところは好感が持てる。よし、やってくれ。

余談だが、人というのは厄介な生き物で一人一人毛の生え方、向き、固さなどが違い、それに伴いそれぞれ散髪をする際のアプローチも変わってくるのだという。
彼にとって、俺の髪は未知の敵だったようだ。

「あれ。すんません。ちょっと予定より短くなるけどいいですか?」
を10回ほど繰り返した頃には俺たちはもう戻って来れない旅に出ていることに気が付いた。

鏡の中には、ハゲの俺がいた。

いやあ、全然OKだよ。夏が来るし。
と前田亘輝のような言を残して、彼の元を辞して家に向かう俺の足は自然と早足になり目には涙が浮かんだ。だって女の子だもん。

ご存知かもしれないが、俺の人相はかなり悪い。
性格の悪さが覆い切れずに顔にまで染み出しているのは自他共に認める事実だが、坊主だと相当マズい。
学生時代、スキンヘッドにして頃は「人食い和尚」「チャイニーズマフィアの殺し屋」「トンガリハゲ」と隣国にまでその名が轟いて行きそうな勢いのあだ名を頂戴したものだ。

途中すれ違った男子学生の2人連れは、それまで大声で談笑していたのが遠くから俺を見た途端、口を塞がれたように黙って俺をやり過ごした。
道端で立ち話していた若い女性2人は「気になってしかたがない」といった風情で通り過ぎる俺の頭をきっかり5回チラ見した。

そんなに目障りか、ハゲの俺は!
呼びたきゃ「ハゲ」とか呼べばいいし、触ってその感触や音を楽しんでくれたってかまわないぜ?
見た目よりフランクだから、そうしてみなよ!悪いようにはしないから!

しばらくは巨人帽をかぶって日常生活することに決定。

なお、近々本拠地のどこかにてハゲの俺の写真アップ予定。
スカトロ仏教
フランスと言えば「フランス人の鼻はウンコの匂いをわずかでも逃さないために付いている」という定番のジョークを引き合いに出すまでもなく、ヨーロッパでも1、2を争うスカトロ大国として知られている。

インドの生んだ大天才キャンタマ・シッダールタが現在で言うフランスで本場のスカトロを学んだのは紀元前のことになる。
彼はその洗練されたスカトロジー哲学に大きく心を動かされ、独自にスカトロにおける哲学、道徳、体系を研究した。
現在アジアで広く知られているスカトロジーの原点は彼がまとめ、一般に知らしめたものである。

彼の教えはフランス教、または当て字を用いて仏教と呼ばれた。
これは文字通り、「仏人の教え」であり修行を通して悟りを開き「仏人のスカトロ哲学に近付く」ことを目的としている。

現在の日本においてもその影響は強く残っている。
一般家庭においても匂い、形、味などで優れたウンコが認められた場合はその日の内に「汚物壇」に飾られ、腐敗が進むまでは(まるで宗教家が神に拝むように)鑑賞され、あらゆる手段を用いて愛でられる。
特に女性が排泄したウンコでしかも抜けた陰毛が付着しているものについては「女陰毛(ホトケ)」と呼ばれてありがたがられると言われている。

ちなみに日本における「汚物壇」の製作販売の最大手は「肛門のシワと唇を合わせて『シアワセ』〜。な〜む〜。」のテレビCMでお馴染みの「汚物壇のハセガワ」である。
スカトロ三国志
西暦にして100年代末から200年代初頭にかけて、中国のスカトロジストは完全に「戯・誤・食」3派に分裂しその後のスカトロジー文化の覇権をかけ、激しく争っていた。
その時代を指して後世のフェティシストたちは「スカトロ三国時代」と呼んでいる。

【解説】
まず3派の内、主に南西部に拠点を持ったグループを『食』という。
これは旧態然とした人糞食を中心にすえたフェティシストたちであった。
リーダーは劉備便食。
彼は天才的な変態、食葛亮(馬糞を食べた部下を泣く泣く処断した『泣いて馬食を斬る』の逸話が有名)を従えたが「人糞食」文化自体がすでに過去の文化と言われ、斜陽の兆しがあったため思うように勢力を伸ばせずにいた。
そのため「スカトロジストが3派に分かれているパワーバランスを維持し、次世代のスカトロジストに食の文化を残す」という『スカトロ三分の計』を掲げ、悲愴な戦いに身を投じていた。

南東に居を構えるのが『誤』の一派だ。
誤の面々はオピニオンリーダーの孫家の一族を始め、地元に根を張る名家の者が多かった。
彼らはその名家ゆえのプライドの高さから自らをスカトロジストだと明言するのを避け、「あ、これウンコだったの?間違って食べちゃったよ。」「ウンコだと気が付かずに触ってしまいました。」と誤ったフリをしたため『誤』と呼ばれるようになったのだという。
それゆえか、「スカトロ文化の頂点に立つ」という大きな野心を持つ者の割合は少なかった。
その分、彼らのスカトロ嗜好は多様であったようで「連合フェティ集団国家」的な側面もあるが、烏合の衆というわけではなく「太史痔」「醜態」などの世界的に高名な変態を生み出す自由な気風を持っていたと表現したほうが正しいだろう。
スカトロ史上空前の戦い「赤面の戦い」では『食』と共同歩調を取り『戯』を追い返した。

「肛門すでに死す」の檄文を放ちフェティの旧時代に終止符を打ったとされる巨人・尿尿孟徳。
彼はスカトロジーの歴史を変えるという野心を持ち、精力的な活動を続け、その元にはこれまでのスカトロ文化に疑問を持つ者、スカトロの未だ見ぬ可能性を信じる者が多数集い当時のスカトロ文化の中核となっていった。
彼らの嗜好は従来の食うのみにとどまらず、掴む、投げる、塗る、飛び込む、と奔放を極め、尿尿率いる北の一派は(まるで糞と戯れるようだということから)『戯』と呼ばれることとなる。
テンションがやたら高かったらしいよ。
スカトロ美味しんぼ
山「くだらないね。こんなのは究極というには程遠いよ。」
栗「まあ、山岡さん!何てこと言うの!」
山「じゃあ、君食ってみろよ。」
栗「・・・あら、ほんと。言われてみればなんだか歯触りはボソボソしているし、ウンコ独特の強烈な芳香を感じないわ。植物繊維が多いからかしら。」
海原「・・・なんだと・・・?失敬な!お前たちは人糞のなんたるかをわかっていない!」
山「ふん。なんたるかをわかっていないのはあんたのほうだ!上品ぶってスカトロジストの本質を見失ってるんじゃないのか?」
海原「本質・・・だと?」
山「スカトロジストとは、一体なんだ。言うまでもなくウンコ愛好者だ。そう、俺たちはウンコの強い香りも含めて好きなんだ。愛していると言ってもいい。」
海原「むむ・・・。」
山「それがなんだ。菜食主義者のウンコなんか持ってきやがって。香りを抑えようとしたというだけであんたにスカトロを語る資格はない!」
栗「健康に良い食事が必ずしも良いウンコを生み出す、というわけじゃあないのね。」
海原「そこまで言うのであるなら、それなりのものを用意しているのだろうな。」
山「もちろん。大きな口を叩くんなら、これを見てからにして欲しいものだな。」
海原「・・・む!こ、これは!」
栗「すごい・・・。この濃厚で芳醇な香り。さっきのと比べるとまさに天地の差だわ。」
山「香りだけじゃない。その食感にも注目してみてくれ。」
栗「・・・まあ、こんなに滑らかでいて、しかも歯応えが失われていないなんて!粘るわ!すごく粘るわ山岡さん!」
海原「この食感・・・この香り・・・肉を使ったな?」
山「但馬和牛を一週間食い続けた人のウンコだ。日本人は本来、菜食中心の食生活をしていたために腸がかなり長い。この腸に肉を入れると出て来る時にはどうなっているか・・・。」
栗「そうか!腐敗ね?」
山「そう。日本人の長い腸をゆっくりと進む内に肉は腐敗を始める。そのうえ牛は比較的香りの強い肉だから、ウンコの香りはさらに強くなるというわけだ。」
栗「それでこんなに強い香りがするのね。さっき食べた菜食ウンコも上品だったけど、なんだか物足りない感じ。これにはおよぶべくもないわ。」
山「そうさ。ウンコというからにはこのくらい臭く、粘りがあるこの圧倒的な存在感が必要なんだ。」
海原「ふん。いつもながら没個性的な結論だな。このような無粋な場に私がいるのには耐えれん。失礼する。」
山「なにを!たまにはちゃんと自分の負けを認めたらどうなんだ!」

栗「もう。二人とも素直じゃないんだから。」
2分でわかることわざ講座5「大は小を兼ねる」
リトル・ジョー(小便)くらい、ビッグ・ベン(大便)行ったついでにしてこいや、という意味のことわざ。
2度、3度と続けてトイレに行く人間に「大は小を兼ねるということわざも知らんのかね。」と皮肉のエッセンスも軽くまぶして使うことが多い。

【類語】
・シャワーは小を兼ねる
・プールは小を兼ねる
・海の雄大さは小を兼ねる

【派生語】
・「シャワー中にわざわざ小便しにトイレに行くなんて、お前WASP(ワスプ。本来「白人でアングロサクソン系のプロテスタント」という意味だが、現在では「アッパークラスの白人」程度の意味)気取りか!?」
黒イマジン
想像してごらん、嫌いなあいつのいない世界を
実はそうすることは簡単なことさ
想像してごらん、目覚めても会社に行かないで済む日常を
頭の上にはただ空だけがあると
想像してごらん、すべての人が 笑いながら生きている世界を

想像してごらん、主義主張がどうとか思想がどうとか国がどうとか関係なく
とにかく運動不足でラジオ体操しただけで筋肉痛になれるような、ぬるま湯の生活を
想像してごらん、すべての人が 平和に生きているのを

君は僕を妄想癖があると言うだろう でも僕一人だけじゃないんだ
いつかは君も僕達の仲間に加わって 自分に都合のいい夢想をしながら生きてほしい

想像してごらん、頑張らない人も同じだけの金を手にできるシステムを 共産主義に移行しようよ
想像してごらん、すべての人が  社会のおいしい部分をわかちあっているのを

君は僕を妄想癖があると言うだろう でも僕一人だけじゃないんだ
いつかは君も僕達の仲間に加わって 都合の悪いことから目を逸らしつつ生きてほしい
2分でわかることわざ講座4「債武者は薄の穂にも怖ず」
武者と言えば、己の武芸を持ってして主君に仕える侍、すなわち日本中世におけるサラリーマンであることは周知の事実だ。

蛇足ではあるが、漢(おとこ)であることと侍であることは同義であるから今を生きる日本男児たちは自分がラストサムライの一人であると自覚して誇り高い人生を歩んでいただきたい。

江戸時代、田代陳基と山本常朝によって著された武士道論書『葉隠』で「武士道と云は、死ぬ事と見付たり」と書かれているように、彼らの日常は常に切れる寸前まで張り詰めた糸のようなテンションで形成されていた。
もちろん、中にはその任務に失敗して割腹して果てる者も多くいたという。

しかし、中には己の失敗を金で贖いのうのうと生き延びる者もいた。
彼らは「借金して(債務を背負い)生きる恥知らずの侍(武者)」という意味で「債武者」と呼びさげすまれた。

「債武者は薄の穂にも怖ず」とは「債武者は常に怯え、切羽詰って生きているのでススキの穂が風に揺れるかすかな音さえ恐がる」という意味のことわざである。

【用例】
「ドラえもん!ドラえもーん!ジャイアンが追っかけてくるよう!」
「ガハハ。バカだなあ、のび太くん。ジャイアンは先週、高血圧で入院したじゃないか。まったくのび太くんの恐がり方は『債武者は薄の穂にも怖ず』って感じだなあ。」
「違う。違うよ。ジャイアンは入院先の病室から壁さえも透過する邪悪な電波を飛ばして僕をどこまでも追ってくるんだ。あいつがいる限り、僕が安らかな日常を送ることなんてできやしないんだ・・・。」
「・・・オマエも入院してみるか?」

【類語】
・『親戚の子がヤケに恐がるデヴィ夫人(声と態度と顔が)』
・『親戚の子がヤケに恐がる松田聖子(年齢と存在のギャップが)』
・『親戚の子がヤケに恐がるセルジオ越後(頭の中にナニか潜んでいそうで)』
鬼畜、その平穏な戦いの日々
今日、夕飯を作ろうと台所に立つとシンクの一箇所に明らかにステンレスの輝きとは違う、黒点があった。
不審に思って目を凝らすとその正体はすぐ知れた。

蟻の一団が、カピカピに乾いた茶色いナニかにたかっていた。
「働き蟻」というヤツだ。
一応、性別はメス。
女が働いて群れを養い、男は食っては寝てを繰り返し来るべきセックスに備えてエネルギーを貯めておく、というのが生物界で多く見られる役割分担だ。

みんな、自然に帰ろうぜ。

「大変だねえ、みんな必死に頑張ってるねえ。そういうひたむきなとこ、俺は嫌いじゃないぜ。」
と蟻たちの苦労をねぎらいつつ、まず食器用洗剤を蟻たちに浴びせて足止め。続いて流れ作業のスムーズさで水で排水溝に押し流してやった。

これが、自然界の厳しさだ

自然の厳しさの代弁者を自負する俺の戦いは続く。
俺の住むアパートは自然豊かな立地条件のせいか、よく他の生物(主に昆虫を含む虫たち。窓を開けているとまれに鳥も入ってくる。)が俺の生活スペースを占領しに押し寄せてくるのだ。

殺虫剤は敵の種類にあわせ、常に複数用意していないといけない。
ゴキブリ用の殺虫剤では、他の害虫どもに効かない場合もあるからだ。
100円ショップでムカデ用として火バサミも購入した。

正体の知れない羽虫の来襲においては、可燃性殺虫剤の前にライターを設置した『即席火炎放射器』が役に立つ。
構造上、羽は非常に薄く、かつ繊細である場合が多いので、よく燃える。炎が直接触れなくても側を通過しただけで面白いように墜落する羽虫たち。
去年成立した「動物愛護法」が保護すべき動物を愛らしい動物に限定してくれたおかげで、俺は毎日のように虫の殺戮を楽しむことができるというわけだ。

自然を愛する人たちよ、一度うちに泊まりに来い。
毒虫の気配に気を配りながら眠りにつくこの生活を2週間も続ければ、「虫の見当たらない不自然な都会の生活」がどれほど貴重か気がつくぜ。多分。

2分でわかることわざ講座3「鬼に金棒、されどブスにカネボウ」
ここで言うカネボウは『ねるねるねるね』などで有名なカネボウフーズなどのことではなく、カネボウ化粧品のことである。
言うまでもないことだが。

鬼のように基本的に強い者、優れた者が金棒のような強力な武器を持てばその戦力は増大するが、不細工がどんなメイクをしようが、パットいれようが、飲み会でちょっとしおらしく振舞おうが、結局無駄な努力だよ!ひっこんでろ!という意味。


用例
「あいつ、月に5冊もファッション雑誌買って勉強してんだってさ。」
「うへえ。あいつが!?」
「『ブスにカネボウ』だよねえ。」
「・・・ああ、そうだなあ。あいつ、色盲じゃないかと疑うくらい色彩感覚おかしいもんなあ。」

類語
・お前には「ちふれ化粧品」で充分
・8番ライトでレギュラー気取り
2分でわかることわざ講座2「沈黙はキン、雄弁はギン」
おめでたい名前の双子の老姉妹ユニットとして一世を風靡したキンさんギンさん。
よく似ているが口数が少ないのがキンさん、逆によくしゃべっていたのがギンさんですよ、という意味のことわざ。

転じてよく似ているようでも、よくよく見ると違いがある別人格であり、しょせん人間は生まれてから死ぬまで一人で生きなきゃいけないという意味に用いられる。


類語:『左がマナ、右がカナ』『カナにはホクロがある』『マナが笑うと丸くなる』
2分でわかることわざ講座1「口はジャミロクワイの元」
自分を客観視しないで偉そうな正論ばかり言っているとジャミロクワイのJKのように批判されますよ、という意味のことわざ。

ちなみにJKは『自然って素晴らしいぜ。自然って偉大だぜ。みんな自然と共に生きようぜ。』と歌いながら、自身は自慢のフェラーリで排ガスを撒き散らす(かなり悪い部類の)走り屋である。

「僕たちはずーっと労働者階級のみんなの代表としてがんばっていきます」と語りながら、そこらへんの貴族より贅沢な暮らしを楽しんでいたビートルズにもよく似た事例だ。

正論ごときで他人が心底納得すると思ったら大間違いだぜ
世界の奇病コレクション2「思春期」
別名青春病。またはアツいぜ症候群とも呼ばれている。
百日咳、おたふく風邪などと並ぶ通過儀礼的な疾病ということで有名。ご存知の方も多いと思う。

ほとんどの場合10代から遅くとも20代前半のうちに発症するが、その症状は男女で若干の違いがある。

男性の場合、「電車内などの人目のある場所でタバコを吸いたがる」または「湯船に浸かって拳を繰り出してパンチ力の強化」「通過する電車を凝視して動体視力を鍛える」などの目的のはっきりとしないトレーニング行動などの症状があらわれる。
また自分一人だけが清廉潔白であるかのように振舞う、ナチュラルな万能感を感じるなども症例として報告されている。

女性の場合、「男友達が全員自分を狙っているように思える」「街中を歩いているだけで注目されていると感じる」などの根本的な誤りなどが症状として現れることが多い。
病状が進むとさらに「だけれどもどいつもこいつも自分には不釣合いだと感じる」というファンタジーの中に閉じこもることもあると聞く。

即効性のある治療法は現在研究中であるが(耳元で「オマエは自分が思ってるほどすごい奴じゃないんだぜ」と3日間囁き続ける治療法などが実験的に試されている)ほとんどの場合、年を重ねる毎に抵抗力が付いて自然に根治してしまう。
一度完治してしまえば(百日咳やおたふく風邪と同じく)体内に抗体が生成されて、以後発病することはなくなるといわれている。

しかし極例外的にではあるが、30代を過ぎてもこの病が発症したままだという者も存在する。
世界の奇病コレクション1「恋ヘルペス」
言わずと知れた恋の病の一種である。

原因はLHV(Love herpesvirus)と呼ばれるウィルス。
感染、発病すると行動緩慢、摂餌不良といった症状があらわれるが、目立った外部症状は少なくそのため発見が遅れ、手遅れになる場合も多い。
また、30代を過ぎてから発症した場合は症状が重たくなることが多いと言われている。

潜伏期間が個人によって非常にまちまちなのも特徴のひとつで、感染後数瞬で発病する者もいれば、発病しないまま数年に渡って恋に恋していたという症例も聞かれる。

その感染経路は多様で、「粘膜感染」「空気感染」「浪漫感染」「リゾート感染」などが報告されている。

日本国民のおよそ6割がウィルスキャリアーと予想され、もはや国民病とも言われる恋ヘルペス。
もはやこの病は「どう克服するか」ではなく、「どのように付き合っていくか」という議論が待たれる頃合になってきている。
知られざる職人列伝
『ビン開け道』名誉10段、荻野目総司。

彼に開けられないビンのフタはない。
屈強な男たちが数人がかりで顔を真っ赤にしても開けられなかった強固なフタであろうと、彼が優雅に撫でるようにフタを回せばまるで世界の開闢以来そうであったかのように、自然に開いているのだという。

彼は言う。
『私は沈黙を守る頑ななビンに問い、語りかけ、ついには自ら口を開かせる、言うなればカウンセラーのようなものである。』
と。

かつて開かないことで『静かなる伝説』とまで言われた「浜●田公民館のイチゴジャムのビン」の開蓋に成功するなど、この業界で比類なき名声を得た彼であるが、日々の鍛錬は怠らない。
1時間の朝の精神統一、宇宙のパワーを効率よく取り入れることが可能なピラミッド型の小屋にこもってのビン開け100本、さらには陽が傾くまで行われる過酷な筋力トレーニングはこの20年間欠かすことなく繰り返されているのだという。

『何もそこまでしなくてもいいのではないか。』
という取材班のいささか失礼な問いに、彼は静かに笑ってこう答えてくれた。
『ビンは時に、固く固く口を閉ざして開けようとする人間に挑戦してくる。それにこちらも全力で応える。これはビンに対する礼儀であり、中に入っている物に対する礼儀であり、生産、流通、このビンに関わった全ての人間に対する礼儀なんだよ。』

読者の中には「開かないビンのフタなんか、コンロで軽く炙れば簡単に開くやん。」と『ビン開け道』の有用性を頭から否定する方もおられるだろう。
そんな人は仮に無人島に漂着して手元にあるのが「食べ物が入っているのにどうしても開かないビン」だけだったらどうするつもりなのか、この低能ども。くたばれ。
本日の出来事
「あ・・・鬼畜、こっちこっち!」
「おう、久しぶり。まったく、杉本って名前で予約してないから間違えちまったよ。」
「やあね、旧姓で予約入れるワケないでしょ。ふふ。」
「まだお前が結婚したの、慣れなくてね。」
「もう一年以上経つんだから、いい加減覚えてよ。」
「すっかり主婦だもんな。見たら結婚したの思い出すよ。あ、俺はターキーをロックで。」
「あー、ひどい。それって褒めてないよね?」
「まあ、元気そうでなによりだよ。幸せそうじゃん。」
「んー・・・まあ、そうかな?でも・・・よくわかんないや・・・。」
「・・・・。」
「あ。」
「ん?なに?」
「窓の外。鬼畜、まだあの原付乗ってるんだ。」
「戦友みたいなもんだしな。いい加減寿命だとは思うんだが、手放せなくて。」
「いまどき流行らないよ、そういうの。」
「やかましい。こういうのは流行りとか廃りとか関係ねえの。」
「あは。でも、鬼畜は変わらないよね。そういうのって・・・なんか、いいな。」
「いやあ、変わったと思うぜ。『おとなのふりかけ』、好物になったし。」
「アハハ。なにそれ?バーカ。」
「あ。でも、たまにさ、小学校時代の同級生とか街中で声かけてくんのよ。『鬼畜でしょ?久しぶり〜!』とか言って。俺の方はお前なんか覚えてねえっての。ああいう時なんかは俺って成長してねえからわかっちゃうのかな、とかは考えるね。」
「あたしはそういうのって、ないな・・・・学生時代と随分変わっちゃったもんね。髪なんかもう気にしてらんないしさ。見てよこの手の洗剤荒れ。もう・・・すっかり主婦でさ。」
「お前は・・・まあ、そんなに・・・・変わってないと思うぜ。」
「え〜?さっき『すっかり主婦』だって言ってなかった?」
「いや、ほら、程度の問題で。この前佐藤を見かけたんだけど・・・覚えてる?佐藤のエッチャン。」
「うん、覚えてる覚えてる。」
「あいつ『うちの家系にハゲはいないから俺は絶対ハゲない』とか言ってたじゃん。それがもうツルンツルンで。腹回りなんかも・・・こう、な。」
「へえ〜!見てみたいなあ。」
「だから、さ。他の連中に比べりゃ、お前はそんなに変わってねえって。」
「・・・うん。うん・・・鬼畜、ありがとね。」


というような会話をしてくれる女子、大募集。3万円までなら、出す。
と誓った。
「下痢気味」とか曖昧な言葉を使うな。俺は下痢なんだ。
眉間の皺が深い。
皮膚が脂でコーティングされたような不快感。
そして直腸に火を蓄えているように肛門が熱い。

今日も、下痢。
昨日も、下痢。
多分、明日もそうなんだろう。

この日記を書く前にも便器にまたがり、やけくそのバカ笑いと同時に俺の全てを噴出させる。
多分、日記を書き終わった後も俺はあたりまえのように便器にまたがるんだろう。

体の中の不必要な部分と必要な部分が分別されずに出てゆく、快楽を伴った苦痛。
こいつにはどんな頑健な男もかなわないぜ。

ああ、体の中には宇宙があるなあ。
視界から便器さえ除けば、何か一点を見据え片手で頭をかきむしる俺の姿はこの世の神秘に想いを馳せる詩人か、哲学者に見えることだろう。当然、ピタゴラスそこのけの、だ。

本日、何度目かのビッグウェーブがやってきた。
また、俺は旅に出なくてはならない。
裏日本史:キャバクラ時代
高級クラブが庶民的になって、またはスナックを発展させてキャバクラが誕生。それが隆盛を極めた20世紀末から2,000年代初頭にかけてのこの時期を日本史の研究者たちは「キャバクラ時代」と呼び表しています。

キャバクラの店舗は営業スペースとしての役割の他、競合店との戦いにおける「砦」としての性格も併せ持ち、常連客を逃さないための備えが各所になされていました。
また、特定の店舗に専属で勤務するホステスは「御家人」と呼ばれ店舗とは「御恩」(給与)と「奉公」(労働力)を双方向に提供することで強く結ばれていました。

御家人たちは「源氏名」という偽名で呼ばれていました。これは『本名を敵対する呪術師(または異常性のある客)に知られると、呪いに利用される』という「高級クラブ呪術史文化」の名残であると推測されています。

「源氏名」という慣習は一気に全国に広まり、全国各地に「サユリ」「マミ」「メロディ(どう見ても日本人)」といった有力な御家人が誕生しました。
このことを指してキャバクラに足しげく通う客たちは「源氏が天下を取った」ともてはやし、毎夜のごとく「いざ、キャバクラ」と家を後にするのでした。

一人暮らしのススメ1
ブログにお引越し記念ということで、この先一人暮らしを始める男性のために一人暮らし歴10年を数える鬼畜が、一人暮らしを楽しむためのコツとかを公開。


1.一人の時間を楽しむ

当たり前ですが一人暮らしを始めると一人でいる時間が増えます。
同棲や半同棲をする人非人以外の正常な男性諸氏はまず、一人でいる時間を楽しむという意識が必要です。
寂しいからといって、やたらと不必要なイベントを企画して友人を呼ぶのはやめましょう。安易な気の紛らわせ方を覚えることはあなたの人生に深刻な障害を残しかねません。

一人でいる時間を楽しむために、まず手始めに「人間はしょせん一人だ」とつぶやいてみましょう。
不思議と心が軽くなります。
次にレトルトや冷凍食品などで結構です。自分で最高に美味しいと思う食事を用意しましょう。食前酒にワインなどがあるとなおいいでしょう。
自分をもてなす、という感覚を養うのです。
豪勢な食事を前に「楽しいなあ・・・」と言ってみるのも良い手です。

この際、決して宅配ピザや出前などを頼んではいけません。
配達業務に携わる人たちは一人残らず、合法的に他人の生活を盗み見ることを生きがいにする人種です。
彼らはあの手この手であなたに近付いて来てはあなたのプライバシーの一部をアルバイト先に戻った後の話のネタにしようとしています。
あるいはあなたに「金曜の一人ピザパーティ男」などという屈辱的なあだ名をつけて楽しんでやれという思惑があるのかもしれません。
ヤツらに楽しみを与えてやる必要は全くないのです。

さて、お腹も膨れたところで早速テレビをつけてみましょう。
賑やかなバラエティ番組はあなたの孤独感を浮き彫りにするだけなので、避けたほうが賢明です。
ここは最新のニュースと教養があふれるワイドショーが適切でしょう。
ワイドショーを見ながらテレビにツッコミをいれる、というのが一人暮らしの基本的な楽しみ方のひとつです。
さあ、私に続いてリピートしてみてください。
「この行方不明の『内縁の夫』ってのが犯人に決まってんじゃん」
・・・はい、みなさんよくできましたね。

これであなたも一人の時間を楽しむ、ということの基本がわかったと思います。
それではよいロンリーアワーをお楽しみください。

一人暮らしのススメ2
2.一人暮らしの性


一人暮らしの男性の性的な欲求のはけ口といえば、なんと言ってもオナニーの他ありません。
逆に言えば、男性は人目を気にすることなくオナニーに励むために一人暮らしをすると言っても過言ではありません
もう、その最中突然父親が部屋に入ってきて「・・・・ええか、『せんずり』言うんは千回こするから『せんずり』言うんやで。」などとリアクションのとりようのないセリフを聞かされることもありません。

とは言っても、人間は決してケダモノではありません。
欲望の赴くまま、一日に5回も6回もオナニーしているようでは文化的とは言えませんし、なによりも紳士的ではありません。
そのような知性を感じさせない行為はヒグマか黒人にでもさせておいて我々は文明人として恥ずかしくない自慰行為のあり方を模索するべきでしょう。

まず、様々な工夫を凝らす。いいですね。とても文化的です。先人たちもそうやって試行錯誤を重ねて技術大国日本の礎を築いてきたのです。
たまに気分を変えて利き手ではないほうの手でいたすのも良いでしょう。
真っ赤なマニキュアを付けてみる、というのも(いささかありふれた工夫ではありますが)良い手であると思います。
様々な道具を試してみる、というのも物質至上主義の異なる側面を垣間見ることができるでしょう。

また、シャレた香りのするティッシュを用意する、などは基本として押さえておくべきでしょう。
ティッシュが切れたからといってトイレットペーパーで代用など、とんでもないことです。
むしろ、ティッシュに香を焚きこんで上品でソフィスティケイトされたオナニーを演出するくらいの余裕があっても良いと思います。

終わったあとは自己嫌悪に陥るなどせず、にこやかに近所の人と握手してください。